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エンジニアじゃなくなっちゃった人が何かを書くブログ

【FM24】モンテディオ山形でJ1昇格を目指す #1

Football Manager 2024からシリーズを初めてプレイしている超初心者のプレイ記録です。
まずはやり方に慣れるという点も踏まえて、FM24から正式対応されたJリーグで、
J2のモンテディオ山形を率いてJ1昇格を目指してやっています。

プレシーズン(冒頭)

監督の設定

何はともあれ、監督を作るところから。
監督の名前等には拘りがないという方も多いと思いますが、せっかくシミュレーションゲームなので、
それっぽい監督を設定するのが個人的には楽しいです。

というわけで、今回は「元日本代表でもある大黒将志元選手が監督ライセンスを取ってモンテディオ山形を率いる」というシミュレーションにしてみました。
大黒選手は実際には今S級ライセンスの講習受けているところなので、本当はまだ率いることはできませんが、そこは数年早く取得していた場合のパラレルワールドということでやっていきます。
ちなみに大黒選手は現役時代にレンタルで1年だけですが、モンテディオ山形でプレイしていたこともあるので、現実でもS級ライセンス取った後にモンテディオ山形に就任する可能性はゼロではない(気がします)。

dime.jp

ただ1個問題(?)があって、大黒選手は現実世界ではガンバのアカデミーでコーチをやっているので、
Football Managerの世界ではガンバにも大黒将志が居るんですよね…。なのでドッペルゲンガー状態になっております。
Football Manager内でコーチがS級ライセンス取って監督に就任することってあるんでしょうか?
あるとしたら、数年やってると大黒対VS大黒の対決が実現してしまうかもしれません。


クラブビジョンの確認

クラブビジョンを確認したところ、今シーズンはトップハーフを目指せばよいとのことで、昇格は3年後(2025シーズン)の目標になっていました。
昨シーズンが6位だったことを考えると少し消極的な目標にも見えますが、山田康太と半田陸を取られたことによる戦力ダウンを加味しているのかな。
筆者は超初心者なので、これが現実的な目標だとすると、J1昇格という目標は一筋縄ではいかないかもしれません。
その辺のゲームの難易度的なものも含めて、これから手探りでやっていく感じですね。

あとは23歳以下の選手をトップチームに獲得しろと言われているので、若手有望株を獲得したいところ。
ちなみにスカッドを見た感じだとSBが手薄(トップチームに3人しかいない)で、サイドバックの補強が最優先かなという印象でした。
移籍のシビアさもあまりよく分かっていないので、J1からも選手を取れるのかとか、少しずつ実験しながらやっていきたいなと思います。

それでは。

【FM24】Football Manager 2024を始めてみました

約4年間(!)放置していた当ブログですが、最近Football Managerというゲームを始めたので、
プレイ日記代わりに再開してみようかなと思います。

Football Managerとは?

www.footballmanager.com

簡単に言うと、サッカーチームの総監督になってチームを率いるシミュレーションゲームで、
EA FC(旧FIFA)の監督キャリアモードのもっと細かく色々できるバージョンみたいな感じです。
これまでは日本語対応されていなかったので、日本語でプレイするにはModを入れなきゃいけなかったのが、
今作から日本語対応&Jリーグ対応されたので、ちょっと始めてみようかなと思って始めました。
(現時点ではアーリーアクセスで、正式版は11/7リリースです)

というわけで、筆者はFM24からの超初心者なので、やっていく中でのノート的な意味合いも含めて、
ブログに記録を残していこうかなと思った次第です。

はじめにやったこと

①フェイスパック&ロゴパックの導入

はじめてのFootball Manager|shj-h
↑こちらの記事を参考に、選手等の顔画像のパックとチームのロゴパックを入れました。

ただ、現時点ではJリーグ所属の日本人選手はほとんど画像が登録されておらず、
フェイスパックを導入しても真っ黒なままでした。

Jリーグでも外国籍の選手や、日本人でも有名どころの選手は結構顔写真が既にある印象です。

ちなみに、今作からFootball ManagerNintendo Switch等でも発売されますが、Switch版にフェイスパックのModを入れるのは結構大変な気がします…。
顔写真で没入感を高めたい方は、Steam版でやる方が良いかもしれません。

②監督を作ってキャリアを開始

上記で貼った選手からも分かるかもしれませんが、とりあえず最初はモンテディオ山形で開始してみました。
理由は何となくですが、以下みたいな感じです。

・せっかくならJリーグでやりたかった
・J1からやるというよりは、J2以下で昇格をゴールに最初は始めるのが良いかなと思った
・でもさすがにJ3以下のチームや選手はほとんど知らない…
・J2の中ではモンテディオ山形とは微妙に縁がある(天童市には毎年ふるさと納税もしてる)
・南と藤田のダブルボランチ、レンタルの泉など、使ってみたい選手もいる

まだプレシーズンマッチの途中ですが、初めてプレイしてみて思ったのは、
とにかくやれることが多いなということです。
各選手の特徴を認識したり、チーム戦術を浸透させるくらいしかできておらず、セットプレイ戦術や移籍まではまだ手を出せていない状況。
また色々触ってみて、記録を残していければと思います。

それでは。

2019年に読んだ面白かった本まとめ

小説

1位「アンドロイドは電気羊の夢を見るか? - フィリップ・K・ディック

長く続いた戦争のため、放射能灰に汚染され廃墟と化した地球。生き残ったものの中には異星に安住の地を求めるものも多い。そのため異星での植民計画が重要視されるが、過酷で危険を伴う労働は、もっぱらアンドロイドを用いて行われている。また、多くの生物が絶滅し稀少なため、生物を所有することが一種のステータスとなっている。そんななか、火星で植民奴隷として使われていた8人のアンドロイドが逃亡し、地球に逃げ込むという事件が発生。人工の電気羊しか飼えず、本物の動物を手に入れたいと願っているリックは、多額の懸賞金のため「アンドロイド狩り」の仕事を引き受けるのだが…。

2019年に読んだ小説の中で最高に面白かったのは、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」でした。人間そっくりのアンドロイドが存在する近未来SFで、人間とアンドロイドの違いは何なのか、何が人間を人間たらしめるのかを描いた作品です。作中において主人公はアンドロイド狩りの仕事をしており、当然アンドロイドと人間を見分けることが必要になるのですが、その際に用いるテストは「感情移入度の測定」となっている。つまり、表面的には同じように振る舞っても、内面で感情移入できているのかどうかが人間とアンドロイドの差なのだと表現されているのが非常に興味深かったです。代謝機能の有無という生物学的に明確な差異も作中には出てくるのですが、それよりも感情移入できるかどうか、他者に共感できるかどうかが人間を人間たらしめる要素なのだと。そういう意味で、他者に共感できない、自分のことしか考えられない人間は、果たして人間たり得るのか。そういったことを考えさせてくれる作品でした。

2位「禅とオートバイ修理技術 - ロバート・M. パーシグ」

かつて大学講師であった著者は失われた記憶を求め、心を閉ざす息子とともに大陸横断の旅へと繰り出す。道中自らのために行なう思考の「講義」もまた、バイクの修理に端を発して、禅の教えからギリシャ哲学まであらゆる思想体系に挑みつつ、以前彼が探求していた“クオリティ”の核心へと近づいていく。だが辿り着いた記憶の深淵で彼を待っていたのはあまりにも残酷な真実だった…。知性の鋭さゆえに胸をえぐられる魂の物語。

オートバイで旅をしながら、現代のテクノロジーや西洋思想に潜む「合理性そのもの」という幽霊と対峙する話。上下巻に分かれていて、難解なため1回では理解するのは難しかったですが、何となく著者の言わんとしていることは伝わってきたかなと思います。西洋思想や近代以降のテクノロジーというのは基本的に合理性を是としていますが、テクノロジーの発展によって人々が必ずしも幸せになっているとは言い切れず、上巻では「果たして合理性は本当に是なのか」と問いかけている。そして、本当に必要なのは合理性ではなく「クオリティ」であり、下巻ではその「クオリティ」の正体を追い求める話がメインで展開されます。クオリティの正体は最後になってもスッキリとは定義されませんが、「アレテー(単にすぐれていること)」こそがクオリティなのではないかと、今のところは思っています。

3位「大日本サムライガール - 至道 流星」

「真正なる右翼は、日本に私ただ一人である!」。拡声器を片手に街頭で叫ぶ謎の演説美少女・神楽日毬。彼女の最終目的は日本政治の頂点に独裁者として君臨し、この国を根底から変えること―!しかしどれだけ努力しても活動の成果がさっぱり挙がらぬ日毬に、日本最大の広告代理店・蒼通の若手社員、織葉颯斗は現実を突きつける。「メディアに露出していない政治家なんて、存在していないのと同じこと―」。熟考の果て、日毬は颯斗とタッグを組み、独裁者への道を最短コースで実現するためあらゆるメディアを席巻するアイドルスターになることを決意する。目的は政治の頂点、手段はアイドル―。至道流星の本気が迸る、“政治・経済・芸能”エンタテインメント、ここに開幕。

「右翼の女子高生と元電通(作中では蒼通という名前)社員がタッグを組んで芸能界を駆け上る話」という、個人的に非常にささったコンセプトの作品。全9巻で完結しています。ただ、最高に面白かったのは正直言うと1巻だけで、2巻以降はちょっと物足りなかったなと感じています。というのも、1巻を読んで期待したのは、「理想を追い求める純粋まっすぐな女子高生と、参謀としての電通マンのタッグ」だったのですが、2巻以降で女子高生がだんだん純粋まっすぐではなくなってきて、それは作中では「良い意味での柔軟性」と語られていますが、そんな柔軟性なんか身に着けず、ひたすらまっすぐの方がキャラクターとして魅力的だったように思います。妥協の産物である政治の世界で、染まることなく理想を追求し続ける女子高生アイドルを最後まで描いてくれればよかったなと。

小説以外

1位「好きなようにしてください - 楠木 建」

人生はトレード・オフ。その本質は「何をやらないか」を決めること。環境の選択は無意味。「最適な環境」は存在しない。趣味と仕事は違う。自分以外の誰かのためにやるのが仕事。仕事にどのように向き合うか。仕事の迷いに『ストーリーとしての競争戦略』の著者が答えを示す!

一橋大学の楠木教授による、学生や若手社員からの「お悩み相談」に対する回答をまとめた本。軽妙な文体で、基本的に全ての相談に「好きなようにしてください」と回答した上でご自身のキャリア観を語っているので、相談者にとって問題解決になっているかどうかは微妙だけれど、読み物としてはとても面白い。自分のキャリアを考える時だけでなく、他人のキャリア相談にのる時にも役に立つ、ヒントになるような考え方が結構詰まっていると思う。個人的には、「人のためになることが仕事で、それ以外は趣味」、「本人が努力していると感じるようではダメ。質・量ともに他者を圧倒できるくらいの努力をするためには、本人がそれを努力と思っていないことが必要」というような言葉が好きです。

2位「生き物の死にざま - 稲垣 栄洋」

すべては「命のバトン」をつなぐために―ゾウ、サケ、セミ、ミツバチ…生命の“最後の輝き”を描く哀切と感動の物語。

29種類の生き物の死にざま(いかに命のバトンを繋いでいくのか)が書かれた本。種の保存のために生物が編み出した色々なメカニズムを読むと、生命というのは不思議だなとしみじみ思います。そもそも生きることに目的はあるのか。種の保存が目的だとしたら、なんのために遺伝子を後世に繋ぐのか。そもそも生命に目的があるという考え自体が、実は勘違いなのではないか。例えばベストセラーにもなった「サピエンス全史」の中では、生命の誕生は地球の歴史の中でも特に大きなインパクトのあったイベントだと語られますが、そこでは「生命はまるで目的を持っているかのように見える」と表現されています。風が吹くことや火が燃えることに目的が無いように、生命も一つの自然現象に過ぎず、実はそこに目的を見出す必要などないのではないか。そんなことを考える1冊でした。

3位「アニメプロデューサーになろう! - 福原 慶匡」

アニメのプロデューサーには「製作」と「制作」、2つの役割があります。「製作」はアニメを「商品」として見る立場、「制作」はアニメを「作品」として見る立場です。日本のアニメはクリエイティブのレベルが高く、世界中でニーズがあります。でも、ビジネス面では発展途上です。この構造を変えられるのは、「製作」と「制作」両方のスキルと変革の意志を持った、新時代のアニメーションプロデューサーだけです。本書は「この先」を作るために、アニメーションプロデューサーに必要な「今現在の常識」を一気に学べる本をめざしました。アニメビジネスの未来のために、この本をぜひ使ってください。

アニメ業界のビジネスモデルが分かりやすくまとめられた1冊。昔の広告収入モデルから、今の主流である製作委員会モデルへと変遷していった経緯や、それぞれのモデルの問題点が分かりやすく説明されています。もともとは個人的にアニメーターの待遇問題に興味があって読んでみた本でしたが、製作委員会という現行のビジネスモデルを変革し、お金を稼げるビジネスモデルを構築することが、結局は現場のスタッフの待遇を改善するための最良の一手のような気がしました。最近はNETFLIX等のおかげで世界にも打って出やすくなっており、製作委員会モデルに代わる新しいビジネスモデルが徐々に見え始めています。ただ、そんな中で危惧するのは、次のビジネスモデルも結局プロデューサーや配信元が儲かるだけで、現場のアニメーターに還元されないようなものでは意味が無いということ。アニメーターを食い潰すのではなく、流行りの言葉で言えばサスティナブルなビジネスモデルを作り上げる必要があると思います。それにしても、アニメだけに限らずですが、コンテンツを直接作っているのはアニメーターなのに、それを配信したりする側が上位層みたいになっているのは不思議だなと個人的には思います。むしろ作れる方が上位層で、配信する側は「配信させていただいている」みたいな感じの方が、構造として正しいんじゃないかなと。


以上。

2018年に読んだ面白かった本まとめ

小説

1位「春にして君を離れ - アガサ・クリスティ

優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる…女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。
「BOOK」データベースより

今年読んだ小説の中で一番よかったのは、古典ですがアガサ・クリスティの「春にして君を離れ」でした。学生時代から自分のことを「模範的であり理想的」だと思い込んでいる女性が、ふとしたことから砂漠の駅に数日間足止めをくらうことになり、その中で自分のこれまでの人生が果たして本当に「模範的で理想的」だったのかを振り返るという話なのですが、この作品の名作たる所以は、砂漠での滞在中に真実に気付いたものの、いざイギリスに帰るとその啓蒙は消えてしまい、結局何も変わらなかったというところかと思います。人は砂漠に数日間滞在するくらいでは変われないし、この作品の主人公のように、自分を模範的だと思い込んできたような人ならなおさら。この作品は、自分を取り巻く不都合な真実に目を向けられない人達にとっては呪いのような本だと思うけれど、自分が40代になったら必ず再読したい、不都合な真実に目を向けられる人間でありたい、と思わせてくれる作品でした。

2位「高慢と偏見 - ジェイン・オースティン

経済的理由で好きでもない人と結婚していいものだろうか。いつの時代も幸福な結婚を考える女性の悩みは変わらない。エリザベスとダーシーの誤解からはじまるラブロマンスは、いつ読んでも瑞々しく、オースティンの細やかな心理描写は、ときおり毒もはらむがユーモラスで、読後は幸せな気持ちにさせてくれる。愛らしい十九世紀の挿絵五十余点収載。
「BOOK」データベースより

2番目に良かったのは、これまた古典ですが「高慢と偏見」。タイトルはお堅い感じですが、内容は少女漫画のテンプレみたいな作品です。この作品の魅力は何と言っても登場人物全員キャラが立ってるところ。主人公エリザベスをはじめとした主人公一家はもちろん、個人的にはコリンズのキャラが好きです。当時のイギリスにおける結婚というものの常識がベースにはなっているものの、実は今の日本とも本質的なところはそう大きく変わらないのではないかと感じられ、その普遍性こそが、今でも楽しく読める秘訣なんだろうなと思いました。翻訳もとても読みやすかったです。

3位「なれる!SE - 夏海公司

平凡な社会人一年生、桜坂工兵は厳しい就職活動を経て、とあるシステム開発会社に就職した。そんな彼の教育係についた室見立華は、どう見ても十代にしか見えないスーパーワーカホリック娘で!?多忙かつまったく優しくない彼女のもと、時に厳しく指導され、時に放置プレイされながら奮闘する工兵。さらには、現場を無視して受注してくる社長のおかげで、いきなり実際の仕事を担当させられることになり―。システムエンジニアの過酷な実態をコミカルに描くスラップスティック・ストーリー、登場。
「BOOK」データベースより

前々から読みたかったのですが、未完結の作品を読むのが好きではなく躊躇していたところ、完結したということで今年一気に読みました。私も前職SE(アプリ側だったので本作でいうSD部ですが)だったので、当時のヒリつくような現場感や、自分でモノを作り上げたときの得も言えぬ快感など、色々と思い出しながら読んでいました。ラノベなので基本トントン拍子で話は進むし、事実よりファンタジックに描写されている部分は当然あるものの、可愛い女の子がたくさん居る以外は大体現実もこのまんまなので、SEになりたい就活生とかは一回読んでおくと良いかと思います。姪乃浜さんがかわいい。次郎丸さんはファンタジー

小説以外

1位「AI vs. 教科書が読めない子どもたち - 新井 紀子」

東ロボくんは東大には入れなかった。AIの限界ーー。しかし、"彼"はMARCHクラスには楽勝で合格していた!これが意味することとはなにか? AIは何を得意とし、何を苦手とするのか? AI楽観論者は、人間とAIが補完し合い共存するシナリオを描く。しかし、東ロボくんの実験と同時に行なわれた全国2万5000人を対象にした読解力調査では恐るべき実態が判明する。AIの限界が示される一方で、これからの危機はむしろ人間側の教育にあることが示され、その行く着く先は最悪の恐慌だという。では、最悪のシナリオを避けるのはどうしたらいいのか? 最終章では教育に関する専門家でもある新井先生の提言が語られる。

小説以外で一番面白かったのは、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」。非常に分かりやすい構成で、まず「AIに何ができて、何ができないのか」と「人間に何ができて、何ができないのか」をデータを以て解説した上で、「今の子どもたちには、AIができるようなことしかできない」ことを示しています。ちなみにこの本が述べているのは、「今の子どもたちには文章の意味を理解できない」ということだけれど、子どもたちだけでなく、個人的な印象としては、大人も同様に、実は文章の意味を理解できていないのではないかと思います(というか、同じような教育をしてきていて、昔の人は読解力があり、今の子どもには無いという方が不自然)。文法や単語はわかるけれども、そこから演繹・推察して、「だから何が言えるのか」を導きだすことは、実は多くの人にできていないことなのだと感じました。

2位「ロジカル・シンキング - 照屋 華子」

本書の狙いは、体系立った、しかもシンプルで実践的なロジカル・コミュニケーションの技術を習得することにある。あえてこれを「技術」と呼ぶのは、これまでの経験から訓練を積めば誰でも身に付けられると確信するからだ。

小説以外で今年読んだ本としては、こちらも非常に面白かったです。ベストセラーであり、ロジカルシンキングの入門書ではあるけれども、実際考え方と伝え方の両方の面で、非常にわかりやすくまとまっています。考え方の基本は一言で言えば「So What?/Why So?」ですが、これは上述の「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」で触れられている、文章の意味を理解できないという点にも繋がっていて、結局読解力というよりは、「その文章から何が言えるのか(So What?)」が語れないということなのかなと思います。この本はどちらかというと伝え方に重点を置いた本ですが、考え方に重点を置いた本があって、それをちゃんと学べば、AIができないことをできるような人間になれるのではないかなと思いました。

3位「美しい幾何学 - Eli Maor , Eugen jost」

ピタゴラスの定理や2の平方根といった教科書でおなじみのテーマにどのような印象をもっていますか?数学の奥深さに感動を覚えた方もいれば、ややこしい証明や殺風景な図に嫌気がさした方もいるかもしれません。この本には、いままでとはまったく異なる感動があるはずです。この本は、数学者と芸術家がタッグを組むことで実現しました。「ものを測る」という必要性からエジプトで生まれた幾何学がどのように発展してきたかを、まるで芸術作品のように魅力的な挿絵とともに解説します。教科書で学んだことのある定理がどのように発見されたのか、その背景や人物模様も興味深い内容です。各章は独立していますので、聞いたことのある名前、お気に入りの定理から気軽に楽しく読み進めることができます。数学の形式的な「美しさ」、図形的な「美しさ」、そして数学という営みの「美しさ」をぜひ実感してみてください。

最後に紹介するのは、面白くて美しい幾何学の世界を、アート作品として表現したこちらの本。ひとつひとつの定理と作品に対して解説があり、数学の美しさは絵にしても美しいのだと改めて認識させられました。数学好きな高校生あたりが読んでみると、非常に良いのではないかなと思いました。

以上!

【雑記】Amazon Prime Music の個人的邦楽おすすめアーティスト

先日、Amazonさんが「何でもかんでも送料無料」をやめてしまいました。
僕は定期的に日用品をAmazonさんで買っていて、計算するまでもなく明らかに「送料<プライム会員費」であるため、これを機にプライムに入会することにしたのですが、個人的には僕と同じようにこのタイミングでプライムに入会する人は多いのではないかと思っています。

で、アマゾンプライムには送料無料だけじゃなくて、プライムミュージックで音楽聴き放題だったりプライムビデオで映画見放題だったりと他にも色々できることがあるので、せっかくならその辺も全部使ってやろうということで、最近ちょこちょこプライムミュージックを漁っています。
邦楽の対応曲はまだまだ少なくて、正直良い曲探すのもなかなか骨が折れるのですが、今回は記事投稿時点(2016/4/16)でのプライム対応曲の中から、個人的に気に入ったものをいくつかピックアップしてみようと思います。

パスピエ

パスピエは別にプライムを始めてから知ったというわけではなく、かれこれ3年くらいファンでライブにも行っているのですが、プライム対応しているのでオススメしておきます。
ボーカルの声質がYUKIとかfhanaとかそんな感じ。あとキーボードが上手いです。
去年武道館でも演っているのでメジャーだと思いますが、プライム入会していてパスピエを聴いたことないという方がいたら、とりあえず聴いて欲しいです。

カラスは真っ白

すぺくたくるごっこ

すぺくたくるごっこ

Amazon

パスピエと似ている系統ということで。といってもYUKIとかfhanaよりは相対性理論に近い感じです。
カラスは真っ白も以前から知っているのですが、これもプライム対応しているのでオススメ。

メグとパトロン

まだまだ女性ウィスパーボイスは続く。さよならポニーテールのメグのソロユニットです。
さよポニ自体はプライム対応していないのですが、メグとパトロンは聴くことができます。さよポニよりもピコピコマシマシ

ESNO

ここまで女性ウィスパー。
ESNO自体はKenichiro Nishiharaという人のソロ・ユニットらしいのですが、daokoたんやボンジュール鈴木さんと組んでて非常に耳に心地良いです。
ジャンルがよくわかりませんが、たぶんエレクトロニカで良いのかな?
トロニカの上にウィスパーボイスでラップ乗せるの、良い
ボンジュール鈴木さんは単体名義での楽曲もプライム対応しているのがあるので、よかったらそちらもどうぞ。

コレサワ

ちょっとウィスパーから離れて。
バンドっぽいけど女性シンガーソングライターらしいです。音自体もチャットモンチーとかを彷彿とさせていい感じ。

Mrs. GREEN APPLE

「2016年来ること間違いなし」らしいアーティスト。確かになんかテレビでも見た気がしますし、セカオワが流行ってるんだから若者中心に流行りそうな気がします。声いいなー。
プライムではアルバム1枚だけしか聴けませんが、個人的には「道徳と皿」が好き。

04 Limited Sazabys

CAVU

CAVU

  • COLUMBIA
Amazon

「ふぉー・りみてっど・さざびーず」と読みます。
名前だけ聴いたことあったバンドでしたが、聴いてみると個人的にはヒトリエ以来のかっこいいバンド音でした。

てーきゅう

番外編。なぜかプライム対応しているてーきゅう
聴くととりあえずテンションは上がります。
「なんで対応してるのかなぁ」と思って調べてみたら、4期までですがプライムビデオも対応してました。
怒濤のボケ大好きなので、後で見ます。


以上です。
女声5:男声2(てーきゅう除く)でしたが、まぁ偏るのは仕方ないね。

GooglePlayMusicやAppleMusicと比べると対応曲数はもちろん、検索の使い勝手等含めて劣ると思いますが、
アマゾンプライムというサービスの総合力で比較すれば決して劣らないと思います。
ビデオでてーきゅうも見れるし。


終。