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【UX】高速バスネットの予約システムの使い方がわからなかった話

先週末にとある事情で高速バスネットを利用したのですが、
その時のエラーメッセージの出し方がダメダメだったので載せておきます。

別に「デザインが~」とか「CSSが~」とかいう話じゃなくて、単純に使い方がわからなかったって話です。


これ。

日付と時刻・人数と座席条件を選んで、予約内容を確認し、いざ予約を確定しようと
「予約確定」ボタンを押したらこれが出てきました。

「ご希望の条件ではお取扱できません」ってなんだよ・・・。具体的にどこが悪いんだよ・・・。


悪い点1.エラーメッセージを見ても何をしたらいいのかわからない

エラーメッセージというのはユーザーに「何をどうすればいいのか」を伝えるものでなければいけません。
だいたい予約システムなんて人件費削減のためにやってるんだから、
それの使い方がわからなくて結局電話対応、とかしてたら意味がない。

ロジック内部で何のチェックにひっかかってエラーなのかは把握してるはずなんだから、
その内容を画面に表示しなきゃダメです。

悪い点2.入力フォームで制御できるものを制御していない

試行錯誤の結果、今回のエラーは、
「2人以上で予約する時は座席指定してはいけない」
というチェックにひっかかっているものだと判明しました。

確かに一応、人数を入力する画面には、

※座席条件について
・1人でご予約の場合、「窓側」「通路側」が選択できます。
・2人以上でご予約の場合で、お席が離れてもよろしければ「離れてもよい」をお選び下さい。
なお、「指定無し」を選択した場合は、縦に並ぶ場合があります。

とあるにはあるのですが、小さい。

それに、1人の時しか座席指定できないならそもそも入力フォームでそう制御すればいい話です。
入力フォームで制御できるものを制御せず、submit後にサーバ側でエラーにするなんていうのは怠慢です。
ちゃんと制御しましょう。

悪い点3.エラーチェックのタイミングが遅い

先述した通り、上記のエラーメッセージは「予約確定」ボタンを押した時に出てきました。
そして、座席指定をしてから予約確定までの間には、「予約内容確認」の画面が挟まっています。

だったらエラーメッセージは、少なくとも予約確認時点で出すのが普通でしょう。
何故エラーに気付いてから2画面分も戻らなくてはならないのか。あほなのか。

しかも、無駄に画面遷移を挟んでしまったせいで、
エラーメッセージの画面ではこともあろうに例の座席条件についての注釈説明が消えています。
これじゃなおさらエラーの内容には気付かんよ・・・。

まとめ

まぁ簡単にまとめますと、

エラーメッセージは「何を」「どうすればいいのか」を具体的に出すこと!
エラーチェックは、ユーザーのオペレーションとできるだけ近いタイミング(可能ならリアルタイム)で行うこと!

ってとこですかね。
ちなみにバス乗ってる時の車内アナウンスで、「便利な高速バスネットのご利用を~♪」とか言ってたけど、
こんなシステムなら広告しない方がいいよマジで。
JRバスのシステムレベルの低さを露呈するだけだわ。


終わり。